大阪・関西万博

週末、大阪・関西万博を訪れました。開幕前や直後には、建設の遅れや運営の課題がメディアでも取り上げられていましたが、最近は来場者数も順調に増えているようです。ちょうど私が訪れた日、累計来場者数が1,000万人を突破したというニュースが日経新聞でも報じられていました。
当日は11時の入場枠を予約していたのですが、到着した時点ですでに大勢の人が並んでおり、実際にゲートを通過するまでに1時間ほどかかりました。この日は30度を超える暑さで、日差しも強く、待ち時間がなかなか厳しかったです。これから行く方は、暑さ対策(帽子・水分・日傘など)は必須だと痛感しました。
会場に入ると、まず圧倒されるのがその広さと人の多さ。そして、やはり目を引くのが万博のシンボルである「大屋根リング」。その下に広がる各国パビリオンは、それぞれの国の文化や思想が建物のデザインにも反映されていて、「これはどこの国だろう?」と想像しながら歩くだけでも楽しめます。
今回は事前にパビリオンの予約をしていなかったため、人気の展示はどこも長蛇の列。真夏の炎天下で並ぶのはなかなか大変だったので、比較的空いているパビリオンをいくつか選んで入場しました。それでも、それぞれに特色があり、短時間でも十分に楽しめました。
個人的に特に印象に残ったのは、たくさんの子どもたちの姿でした。会場には親子連れの来場者が非常に多く、展示の最前列で目を輝かせながら映像やロボットを見つめる子どもたちや、夢中になってスタンプラリーを集めて回る姿があちこちに見られました。この万博をきっかけに、科学やテクノロジーに興味を持ったり、「こんな仕事をしてみたい」と志を持つ子もきっと多いのだろうと思うと、何とも希望を感じる光景でした。
そういえば、投資先で小売店舗向けのロボットを開発しているMUSE社の笠置さんも、「ロボットに興味を持った原体験は、2005年の愛・地球博だった」と話していたのを思い出しました。今回の大阪万博も、同じように未来の起業家や技術者の原点となるかもしれません。
全体としては、「とにかくスケールが大きく、未来と世界を体感できる場」だと強く感じました。行く前は正直、少し構えていた部分もありましたが、実際に足を運んでみると、そのエネルギーと熱気、そして多様な視点が詰まった空間に圧倒されました。
次回はもっと事前に計画を立てて、パビリオンの予約や暑さ対策もしっかりしたうえで、じっくりと見て回りたいと思います。
また、万博会場では投資先のEVモーターズ・ジャパンが提供したEVバスが会場移動用にたくさん走っています。こちらもぜひ乗ってみてください。
