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「トライアンドエラーを繰り返せ」人吉×聖光の未来プロジェクトレポート【最終日】

zenmizo

7月13日(金)~15日(日)の2泊3日の日程で横浜・聖光学院の生徒7名が人吉市を訪問し、人吉高校の生徒との交流を行う「人吉×聖光の未来プロジェクト」。

2日目の昨日は、聖光学院と人吉高校の生徒が「人吉の問題解決に向けたアイデア」について議論を重ねました。

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アイデアソンの成果を発表

最終日は、人吉高校を会場に、前日のアイデアソンでまとめたアイデアの発表会が開かれました。この発表会には、地域の新聞”人吉新聞”で開催を知った一般の方々も数多く来場。人吉市教育委員会や松岡市長、人吉高校の校長先生をはじめ、多くの先生方にも参加していただきました。

5つのグループから観光、教育など様々な分野で、ユニークなアイデアが発表され、一般の参加者からも次々に質問の手が挙がるなど大盛り上がりでした。

発表を聞きながら、特に僕が面白く感じたのは「課題を魅力」と捉える発想から生まれた「ボラ観」というアイデアです。地域には様々な課題があります。しかし、課題があることは課題を解決したい意欲に溢れる若者や都会の人にとっては魅力に映るのです。

そうした考え方を利用して生まれたのが「ボラ観」です。都市部の高校生や若者をターゲットにボランティアと観光を掛け合わせたスタディツアーを提案してくれました。

地域から見ればマイナスにしか見えないものをプラスに捉える逆転の発想は、まさに異なる経験やバックグラウンドを持った人たちが力を合わせたときに発揮されるパワーの象徴ではないでしょうか。

また、両校交流のきっかけをつくってくださった外村さんのサプライズ登場もありました。サンフランシスコでビジネスの第一線で活躍される外村さんからは、「トライアンドエラー」の重要性を語っていただき、これまでの常識に縛られず若い世代が柔軟な発想でアクションを起こしていくという未来が垣間見えたと思います。

僕も含めみんなびっくりしていましたが、ある町おこしの団体の方が最後に感想として言われた、「これまで参加した地域振興のどの会議よりも今日の発表会がはるかに有意義だった」という言葉に、このアイディアソンの意義と大きな成果があったのではないかと感じました。

今回の交流が単発的なものではなく、継続的な交流になってくれることを願います。

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